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WEBSS『そして彼は再び鎖で・2』
今日は某所でチャットなのですよー
ユーなの同盟の皆様とねー

リアルにあったことある人が…4人。
合計11人で自分含むと四割近いエンカウントってすげえw

逆に考えたらファン層が限られてるとも言う…Orz


というわけで時間のあるうちに更新しときますね。

作業BGMはちょうどケミストリーに入ったところです。




「随分立派なホテルだね…」
いや別にお金の心配してるんじゃないんだけど、と苦笑いのユーノ。
情報を扱う身としての自身の記憶を辿れば、たしかこの世界というかこの国では最高級クラスの宿泊施設だったはずだ。

「あれ、ユーノくん学会の付き合いとかでこういう所にはよく来るものやないの?」
「そうだよ、アグスタの時みたいに」
はやてとなのはは当然の疑問を浮かべる。
そう、ここに居る幼馴染三人と比べ、ユーノは間違いなくホテルのような宿泊施設に縁がある。
学者として名が売れてからそれは一層顕著になっているはずだ。
「それはまあそうなんだけど…ほら、僕元々は流浪の発掘旅ばかりだったから」
別にホテルの立派なベッドでなくても毛布一枚あれば何処でも眠れるから、と恥ずかしそうに頬を指で軽くかくユーノ。
「…ねえユーノ、まさか出先でいつもそうやって寝てるの?」
フェイトに問われ、ユーノは露骨に視線を反らす。

「駄目だよ、そんなのじゃ疲れとれないよ?」
「ユーノくんはたくさん働いてるんやからちゃんと寝ないとあかんよ」
「ゆっくり休んでも誰もに文句言われる筋合いなんかないんだからね」
「すいません」
こうなると不摂生な男の立場は弱い。
頭を下げるしかないわけで。

だからユーノは気付かない、何故なら頭を下げたから。
(((よしっ!)))
すぐそばに居る幼馴染三人が小さくガッツポーズをしたことを。

 −自分が今悪魔の契約書の一枚目にサインをしたことをー

フロントで受付を済ませ、部屋へと向かう道のりの中で。
「…ねえ、なんで一部屋しか取ってないのかな?」
「空いてなかったから。でも見取り図だと広い部屋だし、ちゃんと四人で泊まれる部屋だよ?」
ユーノの疑問はフェイトに一蹴された。
(いや、答えになってないんだけど…)
「…もちろんみんな知ってると思うけど、僕、男だよ」
「そないな当たり前のこと今更言わんでもええやん」
当然納得できるわけもないので続けて問うが、今度ははやてにあたりまえのように切って捨てられる。
(…あのー 頼むから話を聞いて欲しいんですが)
「それに、もう子供じゃないんだけど」
「そうだね、地球の日本の基準でも成人してるよ」
一番付き合いの長いなのはにすらその思いは届かない。
(いや、だからマズいんじゃないか…)
どうやら三人ともユーノの持っている当然の疑問を取り扱うつもりがないらしい。

「…これは何の罰ゲームなんだろう」
別に荷物を持たされているわけでもないが、そうとしか思えない仕打ちに内心でちょっとため息。
彼女たちを蔑ろにした覚えなんかないのに…
幸いユーノのこの呟きは誰にも届かなかったが。

しかしユーノも自分の自制心に自信があるのかあるいは友人たちを信頼していたのか、
ここまで来て空気を読まないのは大人のプレイングでないと判断、呆れ顔で部屋へと続く廊下を歩いていた。
(でもみんなのファンにバレたらタタじゃすまないだろうなぁ)
…まだネガティブは抜けきっていないが。

「…やっぱり毛布で寝ていいかな?」
「「「却下」」」
淡い希望は一瞬で粉塵に、流石はトリプルブレイカー。

片手で顔を押さえ思わず空を仰ぐユーノ。
おお、神よ、あなたはなぜGJとか自分の起業に意気込んでいるのですか。
(ー自画自賛、カッコ悪い)
そうやって文句の一つもいいたくなるものだ。

「なにあの本気でキングサイズのベッド」
(…どこの王族が特注で作らせたんだ、どう見ても普通に流通してる家具じゃないよね)
大人四人でも楽に横になれる、それは間違いない。
だけど…
「ここ四人部屋さかい、当たり前やで?」
「いやだからなんでこんな部屋選んだの」
こんなに大きなホテルなんだから他のタイプの部屋あるだろう、と。
というか別に全員一緒の部屋に止まる必要はないはずだ。
(というか普通男女でわけるだろ!?)
「空いてなかったから」
「いやそれはもういいから」
バレバレの嘘に突っ込みを入れる気力さえ沸いてこない。
(実際前にチェックインしたお客さん飛び入りだったし部屋もまだ空いてるってフロントの人思いっきり言ってたの聞いてたよね?)
「せっかくの旅行なんだから色々してみたいかな、って」
「というか既にボクのライフはもう0だよ…」
(気合を入れるところを激しく間違っているよソレは…)
ため息が彼の肩をガクンと揺らす。

「あ、じゃあフェレ 「「「駄目!!!」」」 」
最後まで言わせてすらもらえませんでした。

「…どうしても僕に、このままで、あそこで寝ろと」
ああ、きっと今自分の目は珍しく細く尖っているんだろうな、と感じながらもそうするしかなかった。
「遠慮することないでユーノくん。私たちがええ言うとるんやから////」
「そうだよ、いつも頑張ってるユーノに、特別サービスだから…////」
「…ね? だから…久しぶりに一緒に寝ようよ////」
「…いや、だから逆に休めないって」
本来至極真っ当なハズの彼の言葉も、今は無力。

「…お願いだからせめて一番隅っこで静かに休ませて」

「だが断る」
「ユーノは真ん中だよ」
「そうじゃなくちゃ意味がないもん」


三発目の花火。


今更ながらに彼は気付く。
そうだ今ここには悪魔と死神と夜天の王しかいないということを。

「天国なんて あるのかな」
窓の外に広がる青空に、彼は問いかける。

どこまでも澄んだ空はとても綺麗だけど、答えをくれるはずもなく。

「「「天国はあるよ 今ここにね!!!」」」
すっかり綺麗どころへと成長した幼馴染三人の笑顔は、とても眩しいけど。

何故だろう、どこか何かが遠く感じるのは…

(…ああ そうか)

そして彼は自分で答えに辿り付く。

(悪魔と死神と夜の王が居るんだ…そこは間違いなく『地獄』と呼ばれる場所だよねきっと…)

ユーノ・スクライア(20) 人生の墓場(三重)まであと13歩
author:まる, category:WEBSSログ, 21:08
comments(4), trackbacks(0), pookmark
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Comment
逝ってらっしゃい。司書長殿!願わくば、彼の魂に安らぎが有らんことを…
アクセル, 2007/12/23 10:15 PM
・・・何度考えても、あと13歩なんか一瞬で駆け抜けそう・・・
司書長、いい加減うぬぼれてもいいんじゃないですか?
なんで三人と、こんなことになっているかを・・・
フーキ, 2007/12/24 3:18 AM
何て言うか、三人とも…、鬼っ子やぁ

ユーノ君の命も、風前の灯ですな、このままでは悶死してしまいますよ
くがてる好, 2007/12/24 12:53 PM
何と言えば良いのやら・・・。でもユーノの子が欲しい基結婚したいという願望が目に見えて良いと思います。さて何時ユーノは襲われるのやら・・・。何か風呂から上がった後酒を飲ませて既成事実を作りそうですね。そしてユーノは人生の墓場入り!!そういえばリリカルデイで2人と結婚するSSって載っていなかった様な・・・。
セブン ウィンズ, 2007/12/24 8:58 PM









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