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復活記念に新作!
ソ○モンよ、私は還ってきた!!

はい、テンプレ文句で復活のまるです。

大分前になりますがユメ話の後編です。
かなり仕様が変更されました…ちょっと難産ですがやってよかったと思います。
最初の予定より面白くなったと自負してるので。

リリカルデイズ

エピソード???
夢見れば夢も…じゃない? 後編

それでは、どぞー
「…ていう夢をみたんやけどな」
「…君は本当にそういうのが好きだね…」
昼時の本局で偶然出あったはやてと同席したユーノは、はやての話を軽く聞いただけで随分と疲れが溜まった気がした。
(昼ドラだったっけ? シャマルさんがよく見てたんだろうなぁ)
第97管理外世界、はやてやなのはの出身世界の文化の一角を知識として思い出してみた。
…個人的にはあんまり歓迎したくない話しか見当たらない。
「…で、ユーノくんはどっちが結局のトコロ本命なんや?」
途中で意味ありげに謎の口パクを添えながらはやてはユーノに尋ねる。
(…えぬ、あい、しー、いー、びー、おー、えー、てぃー )
そんなはやての言葉には耳を貸さず、ユーノはその口パクの解明に逃避した。
(はやての世界の言葉で『よい船』? …何のことだ? スラング…にしても今の話となにがどう繋がるのかさっぱりだよ)
お手上げだった。知識の宝庫・無限書庫の実質の主たるユーノでも知らない世界。
ああ、世界はやっぱり広いなあ、と感心するしかない。
「無視はひどいでユーノくん、人の話はちゃんと聞きましょうって習わなかったん?」
軽く笑いながらユーノを思考の海から無理やり引っ張り出すはやて。
「というか二人とも友達なんだけど?」
「あれだけ普段からええ雰囲気出しておいて、それで周りが納得すると本気で思うとる?」
ああ、なんということでしょう。真実は無碍に無残に鎧袖一触。
「いや嘘は一つも言ってないんだけど」
「じゃあこう言われたらどないや? 
他の女の子がユーノくんにアタックかけて来ないのは、なのはちゃんかフェイトちゃんともうしっぽり済みやと思われてるから」
「ちょ! おま! 僕の青春強制終了!?」
「現在進行形の男が何いうとんねん」
…膝を抱えて部屋の片隅(ry なユーノである。
「なんで選択肢がそこに限定されるのさ…」
「お? もしかしてその発言は他に本命がいると解釈してもええんか?」
目がきらきらと光りだすはやて。
「ぐあー! もう頭来た!! こうなったら君も道連れにしてやる!!」
「へ?」
いきなりテンパって暴走?を始めたユーノに思わず間抜けな声を上げるはやて。だが次の瞬間…
「ひゃん!?」
なんとユーノに押し倒されました!!
「ちょ、ユーノくんこれはちょっと洒落になってないで!!」
「本気じゃなきゃこんな真似出来るわけないだろ!!?」
「何で逆切れしとるん!?」
「全部はやてがわるいんだからね!?」
「ちょ、まってもうすぐなのはちゃんたちがここ来るんや!? 誤解されたら私マジで消されてまう!!」
「誤解じゃないから大丈夫! これ以上話を無茶苦茶にされるのは真っ平だ!! もう待たない!!」
「ゆー! ん!! ん…」













「…という夢を見たんだが」
「…来る場所間違ってるよクロノ。無限書庫は精神科じゃない。というかそんなことを言う君はまず有無を言わさずエイミィさんの待つ家に帰るべきだ。
そして翌朝アルフに”ゆうべはおたのしみでしたね?”といわれるのが今の君には相応しい」

10年来の顔見知りのいきなりの来訪、そして開口一番の話題を聞いたユーノはすぐに最適な答えを返す。
ある意味普段の仕事とやってることは変わらないはずだが、あまりにもその内容が低俗すぎる。
ユーノは軽く頭を抱えていた。
「単なる溜め込みすぎの結果、昔からの知り合いをそう使うとは…君も中々隅に置けないね」
「誤解を招く発言をするな!! 先に言うが前世とかifの話は知らないし関係もない!! 僕はエイミィ一筋だ!!!」
ちょっとだけいやらしい笑みを浮かべたユーノに、クロノは珍しく感情を露にして叫ぶ。
「まあ落ち着きなよ提督」
「お前が怒らせたんだろうが!!?」
「あー、はいはいちょっと静かに。今コーヒー持ってこさせるからそれ飲んでちょっと落ち着け」
応接のソファーから腰を浮びかけさせたクロノを片手で制し、ユーノはどこかに通信モニターを繋いだ。
「コーヒー二つ。僕はいつもの、提督はナシナシだから代わりに媚薬と興奮剤たっぷりと入れてあげて」
『かしこまりました』
「オイ!!!?」
あまりに突飛な内容にバンとテーブルを叩くクロノだが、ユーノも通信先の女性もまるで気にしていない。
通信はそのまま何も言わず切れた。
「冗談に決まってるだろう? そんなもの用意してあるわけないじゃないか」
「くっ」
この程度で動揺するんだからよっぽど疲れてるんだねと静かに切り替えされて、グウの音も出ないクロノ。
「まあそんな夢見たら僕に当たりたくなるのもわかるけどさ…事実無根だからねえ」
「…すまなかった。艦隊勤務の時は確かにそういったものを抑えていたからな」
「ま、生理現象だからねそのへんは」
「非礼は詫びよう、すまなかったな」
「そんなに気にはしてないよ。とりあえずコーヒー飲んで落ち着いたら帰るといい」
「そうさせてもらう」
なんだかんだ言ってもこの二人は友人である。特にクロノの場合、こうやって交流が出来るのはユーノ以外いないのだ。
そういう意味でも内心ユーノには感謝しているらしい。態度に表れることは滅多にないが。

「お待たせしました」
そこで、一人の女性が司書長室に入ってくる。
「ありがとう」「すまない」
女性秘書でも雇ったのか、こいつも中々隅に置けないじゃないか…と思いつつその秘書を見やったクロノはー

「ぶっ!?」

続いて盛大に噴出した。
「え?」
「どうしたのクロノ?」
提督の突飛な失態に思わずコチラも固まってしまう司書長とその秘書。

「何で君がここにいるんだ!?」
クロノはその秘書を指差して声を上げる。
「はい?」
何故自分がそのように思われるのかまるで覚えがない秘書はちょこんと首を傾げるしかない。
「何言ってるんだよクロノ、ドゥーエさんはもう何年も管理局に勤めてる人じゃないか」
平然と答えるのは勤続10年、無限書庫の主といった肩書きを持つ管理局の重役に名を連ねるユーノ。

「…ユーノ、君は本気で言っているのか?」
クロノの動揺と困惑は間違ってはいない。
厳密に追求すればこの女性は今こうして大っぴらに局内を闊歩できる立場ではない、クロノがそう言いたいのは明白だった。

「…君こそ判っているはずだろう?」
しかしユーノはその厳しいクロノの視線を正面から受け止めてみせる。一歩も引かない。
「更正プログラムが既に稼動してるんだ。ならこれもその一環でいいんじゃない?」
実情はともかく彼女には正規の局員資格があり何年も勤務しているのは事実。
ならそのままその経験を生かして作業に従事してもらうのがよっぽど得策で実用的じゃないか、ユーノはそう言ってるのだ。
「勿論上層部から許可は貰ってるよ。…それに監視もちゃんと付いてる」
最後はどこか不満そうに吐き捨てる。
「それにね、彼女のケースがあったからこそ上は更正プログラムを認めたんだ」
「!?」
初耳だった。その為かクロノは勢いをつけて振り向く…ナンバーズの2…次女・ドゥーエに。
黙したままでただ一度、小さく首を縦に振る彼女の仕草で全てを理解したクロノは…しばし逡巡した後、再びコーヒーカップを口元に運ぶ。


「…人材不足の無限書庫の戦力補填の言い訳にしてはちょっと大げさじゃないか?」
「…君がもう少し仕事の量減らしてくれたら必要なかったかもよ?」


これが、二人のやりとり。
それで、すべてが伝わる…男の友情という距離。


「すまなかったね」
クロノが出て行った後、デスクで書類仕事を片付けながらユーノは脇で同じく作業をしていた彼女にそっと告げる。
「…いえ、ハラオウン提督の危惧はもっともです。事実として、私たちは前科持ちですから」
「そんなに斜めに構えなくてもいいよ。それを言ったらフェイトやはやてたちも同じなんだからね」
「…広義的なカテゴリならば同類かもしれません。が、詳細を見ればベクトルがまるで異なります」 
はぁ、とため息を付くユーノ。
「…同じカテゴリだからこそ、今こうしていられると思ったほうがいいんじゃないかな?」
「!?」
予想外の答えに、ドゥーエの作業する手元が止まった。
「…私たちは、このまま居てもよろしいのでしょうか?」
「もちろん」
「!?」
即答で答えた上司に思わず向き直ったドゥーエが見たのは、いつもと変わらないユーノの笑顔。
気負いもない、嘘もない。穏やかな彼を象徴するスマイルだけがある。
「だから、早く妹さんたちも出てこれるといいね」
「あ、ありがとうございます!」
お礼だけはしっかりと述べたが、慌てて元の作業を再開するドゥーエ。…その頬にはほんのりと差している赤みの存在が。
(…司書長、やはりそれは反則です)
ユーノの笑顔の破壊力を身をもって味わった瞬間だった。
(…これではあの高町教導官やハラオウン執務官といった方々が堕ちて当然だ…)
あの笑顔を向けられて胸の高鳴りを覚えない女性はいない、彼女は本気でそう思ったのだ。


「しかし…少々ハラオウン提督には申し訳ないことをしてしまいました」
「え?」
「…仰せ付けのとおり。無色無臭無味の遅効性の媚薬と興奮剤を提督のカップに投入してしまいましたので」
「え!?  なんでそんなもの持ってるの?」
「いえ、秘書たるもの主の要求に応えるのは当然の責務なのです」
「ということは今頃…」
「丁度ご帰宅なさってる頃ですね。時差から見て確かお子様たちはそろそろ寝付いている頃なので、好都合かとは思うのですが」
「…ま、ささやかな贈り物ってことにしようか」
僅かに微笑んだ彼女に会わせる様に、ユーノも口元を綻ばせる。



同時刻、ハラオウン亭
「エイミィ!!!!!」
「ちょっとクロノくん!? まだあの子達寝付いたばっかりなの!!! おきちゃうん!…」

…そのまま本戦行きの模様。




「…って!? まさか僕のにも入れたりしてないよね!?」
その可能性に今更気付いて、慌てるユーノ。
「ええ、司書長のにはそんな危ないものは入れておりません」
「…じゃあ、聞き方を変えよう。 『何を入れたの?』」
どこか悪戯っ子の顔になったドゥ−エを問い詰めた瞬間、ふらりと頭が傾く。襲ってきたのは…眠気。
「司書の皆様から働きすぎの司書長を休ませてくれと懇願されました。私も同意見だったので、僭越ながら睡眠薬を混ぜさせていただきました」
「ちょ、まだ仕事が…」
「後は全て私の方で処理できるものですので、お任せください」
もうユーノは言葉を紡ぐことが出来なかった。そのまま背もたれに全身を預け、寝息を立て始める。
「…このままではちょっと休息とは言い難いですね」
そのユーノをソファーに寝かせ、備品と化した毛布をかける。


「……」
かけっぱなしの眼鏡をそっと外して脇のテーブルへと置くと、19にもなってまだ女性と勘違いされる綺麗な顔立ちが露になる。
「ここも、ちょっと罪作りですね」
人差し指でちょん、と頬をつつくも反応はない。

閉じられた瞼で、あの翡翠の瞳は見えない。
しかしドゥーエは思う。自分のISではきっと彼の瞳は欺けないと。

でもそのISがあったからこそ、今自分はここに、彼の傍にいることが出来た。
それがとても嬉しく思える。

このままずっと彼の寝顔を眺めていたい要求に駆られるが、彼を寝かせた分の仕事を処理しなければならない。
「それにそろそろ、皆様方が見えられる頃かしら」


「あー! 顔が近いよ!?」
「抜け掛けはダメー!!」
「ていうか何やったん!?」


やれやれもう少し浸って居たかったのに、というささやかな願いを押し込めて、彼女は秘書の顔に戻る。
「いえ、ただの秘書のお勤めですよ?」


「嘘!? それ絶対嘘!!」
「そんな顔しておいて説得力ない!!」
「私らの知ってる秘書の仕事に今みたいなモンはあらへん!!」



こんなやり取りにすら、ちょっとした幸せを感じてしまう。

…かつてはただの辞書の飾りでしかなかった『夢』という言葉が最近、すごく現実的に思えてきた。

このささやかで暖かい温もりの中に、妹たちを迎えたい。

それが、今の私の ユメ…

END



あとがき
はい、こんなオチw
最初にプロットまとめたときは微塵にも存在しなかった二番さんオチですたw
いやー自分で書いて秘書設定が一発きりがもったいなかったので。
あれ? やっぱ今後も二番さんは出番が増えるのか?

メッセージはここナリよー



author:まる, category:SS(リリカルデイズ), 00:07
comments(4), trackbacks(0), pookmark
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Comment
あああああああああああ!ああ!
震えが・・・震えが止まりません!niceboatでまず吹いた!
>>そして翌朝アルフに”ゆうべはおたのしみでしたね?”といわれるのが
確かにそれが正しい。だがそんなことよりも!



ドューエ姉さん!!!!


グッジョブです!!
フーキ, 2007/12/11 12:41 AM
二番さんが急接近!危機感を覚える三人娘!包囲網が固くなった司書長!
あれ?これって結局司書長の死ぼ(マテ
フラグが立ってる?
アクセル, 2007/12/11 7:30 AM
ドゥーエ姉様GJです。
秘書と言うよりメイドな気もしますが気のせいでしょう(汗。
そして流石の無限書庫でも『良い船』の情報はまだ蒐集されてなかったのですね(笑。
三原王二郎, 2007/12/11 12:38 PM
最高だよドゥーエさん!
このままシリーズ化希望!
妹達との再開も読んでみたい!
旅人, 2007/12/12 12:56 AM









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