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『リクエストSS・WEB拍手より』
なんとか一つ仕上げました…
3つのうちで一番短くプロットまとめたやつですが。

タイトルを乗っけるとネタバレになるので、本文の最後に書いておきました。

あとはコメントリクとお見合い完結だ! それが当面の目標!!

どんなカオスになったかは、君の目で確かめてくれ!!!

下からGO!!!

…かつてDrから送られてきた情報の中には、ソレは確かにあった気がする。
しかし私の任務には直接関係ないものだからと気には留めていなかった。
実際に任務にはまるで係わり合いがなく、…けれども新しい道を歩いたらこんなにも密接になるとは考えもしなかった。

―そしてその現実は、今も私のすぐ傍にある―

「…ママ?」
幼子の声が、私を現実に引き戻す。
…何とも言いがたい複合された感情と共に。


「…司書長」
振り返って直属の上司に救援を求めてみたが…ダメだ。
にこにこと穏やかな目で見守られている。
こうなると立場が下である私にはなす術がない…この現状を甘んじて受け入れるしかないようだ。
…いや、別に嫌というわけではない。
ただ、慣れていないだけだ。こうやって誰かに頼られる…甘えられるということに。
私は12人姉妹の次女、妹の面倒を見たコトだってある。
が、それは正確に言うならば精神的に自立している妹への技術指南というべきなのだろう。
この今の状況にはなんら経験談として扱うことは出来ない。


時空管理局のエースオブエースである高町なのは一等空尉が養子縁組した義理の娘であるヴィヴィオを、
幼馴染で最も信頼する人間の一人、ここ無限書庫の司書長であるユーノ・スクライアに面倒を見てくれと頼んだことが全ての始まりだったのだろう。
誰かのために何かをすることをよしとするスクライア司書長がそれを拒むことなどあるはずもなく。
友人の娘をそれはもう自らが抱える仕事の山に勝るとも劣らない親愛を込めて面倒をみるわけで。
その結果ヴィヴィオ嬢はスクライア司書長を満天の笑顔で『パパ♪』と呼びべったりと甘えるほど慕うようになった。
…司書長をパパと呼ぶようになった自分の娘を見つめる高町一等空尉の目に『計算どおりなの』という色があったことなど、もちろん私は見ていないし聞いてもいない。
秘書とはそういう職業なのだ。

勿論その司書長にも仕事があるので、手が空かない時は秘書である私がヴィヴィオ嬢の相手をすることになるのもまた道理。


―つまりはこの水が高いところから低いところへと行くような当たり前という流れが導いた結果が、今この状況である。

「どーえまま?」

…教導官、執務官、そして司書長を親と慕うお嬢様を、司書長秘書である私がぞんざいに扱えるハズもなく、
司書長の見よう見まねで彼女に接して来た回答が――『コレ』なのだ…

これは恥ずかしいというのだろうか? そう呼ばれるたびに背中がこそばゆくなる。
けれどもそれは決して不快ではないという、謎の感覚。

「なぁに?」
そんな間延びした声で問い返しながら、私はヴィヴィオ嬢を軽く抱きしめていた。
「なやみごと?」
―子供というのは時に鋭い生き物だ。オトナでは決して気付かない場所へも最短でたどり着くことがある。
「うーん、ちょっと、ね」
だからそう応えるしかなかった。
自分でも見当の付かないこの不思議な想いは、容易に言葉に出来るものではない。
「ユーノパパやなのはママにはいえないの?」
「そうね、これは私が考えないといけないことだから」
…五里霧中に等しかろうと、言ったところで答えが出るものではないということくらいは判るのだから。
「んー」
私にそう言われ、ヴィヴィオ嬢はなにやら考え込み始めた。
「お嬢様?」
「…どーえまま、ヴィヴィオにもいえない?」
穢れない赤と翠の瞳が真っ直ぐに私を射抜く―
それは純粋に私を気遣う想うをいっぱいに乗せて、私の胸へと飛来する―


どうして?

どうしてこの父娘は、私のISをものともせずに奥底まで迷わず来ることが出来るのだろう?

そんな風に言われたら…押さえていたタガはすぐにでも外れてしまうのに。

…司書長、この娘は間違いなくあなたの娘さんです、本当によく似ています…声だけでなくその内に眠るモノまでそっくりですね。
だから…こうして私は…ふたを開けてしまう、ココロを、開いてしまう…

「おじょ…ううん、ヴィヴィオは…私がママでもいいの?」

「うん!」

万感の思いを込め、震える声を必死に押さえ込んで紡いだ言葉は―彼女の笑顔で祝福された―

「どーえママ優しいし、あったかいもん!!!」

…私は『機人』。 それは決して変わることのない事実。

でももし、それでもこの体にあなたのいう温もりと優しさがあるというのなら―

それはきっとあなたと司書長が、私に分け与えてくれたものです。

「…ありがとう」
かすかに歪んだ視界を無視して、私は彼女を抱きしめた。
『娘』と呼ぶことを笑顔で認めてくれたあなたへ、私の中で育まれた優しさの色を合わせた温もりで少しでも恩返しがしたかったから。







司書A「…司書長、何人嫁もらう気ですか? ww」
教導官「ううぅ…これは計算外なの」
執務官「ああ、手ごわいライバルがこんなところにも…」
司書B「…あの人なら三人まとめてでもなんとかしそうなんだけどねw」
司書C「お前頭いいなwww」
なのは・フェイト「「SO☆RE☆DA!!!!」」
司書ABC「「「うぇぇぇっ!!!???」」」





「…ユーノ兄様、か。 悪くないな」
噂とはどこにでも流れるもの。
更正施設でその話題を聞いたチンクは、思わず口にして、頬を薄く染めながらも満足していた。
「ユーノ兄ってお金持ちって聞いたっす。出所したらおいしいものたくさん食べさせてもらうっす!!」
ウェンディは色気より食い気らしい。
「…おいしいもの、か」
そこでノーヴェの頭に浮んだのは、ギンガが差し入れに持ってきてくれたアイス。
すごいよこの九番! さすがゼロセカンド直接の妹さん!!
「…ノーヴェ、よだれ垂れてるっすよ」
「嘘だっ!!」
施設は今日も元気です。







『三人目のママ』FIN






おまけ

「嘘だっ!?」
「どうしたティア? いきなり大声出して?」
「いえそのヴァイス陸曹…どこかで私のお株を奪われたような気がして…」
「?」






おまけその2
どこかのバーにて。
「どうして私だけいつも仲間ハズレなんやろね。
普通三人目って言ったら私のことやないの? 
何? 綾波? そんな一昔前のキャラなんか知らんわ!!
 …私、世間様では三人娘言うてなのはちゃんフェイトちゃんとひとくくりされとるハズなのに、なんでやろう…うぅぅ」
「ハハハ、僕オジさんだって。 
オジさんかぁ…まだ20代なんだけどなぁ。
せめてお兄さんと呼んで欲しかったよヴィヴィオちゃん…」
はやてさんとヴェロッサさんが泣きながら酒を仰いでいますが、このブログ的には無害です。






あとがき
お待たせしました、一月に募集したリクエストSSです。
WEB拍手から来た『ドゥーエさんをママと呼ぶヴィヴィオ』というリクをメインに仕上げました。
他のリク要素もちょびっとづつ入っているのは仕様です。
最後のオチがはやてさんなのも仕様ですwww
もう少し細かく書きたい部分もあったので、気が向いたら加筆修正するかもしれませんがw

よろしければ感想お待ちしています。



author:まる, category:リクエストSS, 02:12
comments(6), trackbacks(0), pookmark
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Comment
2番さんがかなりいい感じに独白してます。純粋無垢な子供は時として名探偵を越える観察眼を発揮しますから、非常にヴィヴィオは良いキャラだと思います。
教導官と執務官と2番さんの三人と結婚したら司書長はどういう目に会うのか…あまり想像したくない光景になりそう。
飲んだくれの二人は放置の方向で…
アクセル, 2008/02/04 6:54 AM
飲んだくれ2人でくっつけばいいと思うよ。
それはさておき、どーえままの心が氷解する様はよいですねぇ。
ヴィヴィオGJ!
しかし夜神なのはさん自重してください(笑。
三原王二郎, 2008/02/04 8:53 AM
ドゥーエさんの心を完全に解かしたヴィヴィオ。
……うん、完璧に三人目ですね♪普通な人が一人もいない…。そして、娘…っつーか妹が大量に出来そうです。
ヒムラ, 2008/02/04 11:04 AM
この話見るとドゥーエさん良妻賢母してそうだなぁ
轡箕津, 2008/02/04 6:05 PM

ああ、何と言う最強伏兵っぷりなんでしょうかwドゥーエ姉様、恐ろしい姉!
数の子のアホっ娘3号は華より団子だし、ちび狸は出番と言うフラグを剥がれてしまし、査察官はどこぞの勇者王と同じ悩みを……


あんまり違和感はないのですがふと冷静に思います。
ドゥーエ=司書長秘書って完全に二次創作もしくは因縁イメージの問題なんですよね、無限書庫の鬼畜業務やら某運命の第六次聖●戦●のように。
本編でありえたIFよりも時折、他者の創作による完全IFの方がなんとやら……最近の私の悩みです。
万華人, 2008/02/04 10:04 PM
なんていうか、もう素晴らしいの一言しかありません。こんなに暖かい雰囲気のドゥーエ姉様とヴィヴィオが読めるとはっ。
hikouki, 2008/02/05 12:26 AM









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