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『山と落ちと意味が不足しています』
息抜きのつもりで急に書いた。実質30分。
内容はタイトルに準ずる。
受信したのははたしてどんな電波なのか、作者にも理解できない至高の迷作。

ブレイブチャージできたものから下へGO!!




我輩は教師である。
名前はまだ無い。

先日、ベルカ系の某魔法学院で教頭を務める叔父から連絡があり、
病気の治療の為に休職した教諭の代わりを頼まれ赴任した。

教科担当するクラスのどこにも問題児はおらず、いたって平和な学校だった。
前任者はなぜここで体調を崩すのかがまるで分からなかった。

そして着任して一週間後に開かれた歓迎会という名の飲み会で、俺はその理由を知らされることとなる。


話を聞いている時は深刻そうに肩を竦めてはいたが、内心では呆れていた。

入学して寮生活している娘が心配でしょうがない親バカ、いやバカ親が度々侵入して覗いているのだという。
で、その阿呆はなんと管理局の有名人中の有名人、エースオブエース様だそうだ。

何に怯えているか知らないが、そんな態度だから教育機関がナメられるんだ。

有名人だから、ちょっと調べれば幾らでも情報なんか出てくる。
確かに魔力と魔法の才能に優れた人物らしいが、
要は只の体育会系だ。
オツムはあまりよくないらしい。
まあある程度養分は胸に行ってんだろうし、
二十歳にもなってあんなデザインのBJ着ている女がまともな思考してるとは思えない。
つか話すより先に砲撃ってなんだよ。
人間は考えたことを話すことによりコミュニケーションを取るからこそ人であるはずなのに、それを頭ごなしに否定とかありえねえだろ。


学院は学ぶ場所で、学問が優先される場所だ。
俺はそんな暴力になんて屈せずにやってやる!


だがそのエース様は姿を見せることなく、日々は進んでゆく。
さすがに少しは学習したのか、とちょっとだけ評価を改めた時にやって来たのが授業参観のお知らせだ。
ここでやってくるかと俺は身構えたが、
娘さんの話を聞くと、仕事の都合で分からないらしい。

なんだかなぁ。
まあ問題ないのが一番だが、ちょっと拍子抜けになんとなく落胆な気分だぜ。

そして迎えた当日…
教室の後ろに立ち並ぶマダム達の中に管理局の白い制服姿は、ない。


…だが、教室はある小さなざわめきが支配していた。
保護者たちの視線はある一点に釘付けだ。
女子児童にも背中を気にするのが何人もいる。


それなりにある身長に痩せというよりスマートな体躯を、シンプルな出で立ちで淡い緑のスーツ(但しモロに高級品)で着飾った一人の青年がその全てを集めていたのだ。
長いハニーブロンドの髪は使い込まれたこれまた緑のリボンで纏められ、背中に流されている。
眉目秀麗の言葉そのままに整えられた顔付きは、下手をすると男であることを忘れさせるほどだ。
レンズの大きめな眼鏡もなぜかよく似合う。

…児童、保護者からすればただのイケメンな父兄だが、
俺、俺達教師側にとっては大問題だ。

彼を知らないはずが、ない。


ユーノ・スクライア。
弱冠二十歳(つまり俺より年下!)にして、もう権威に王手をかけている新鋭の考古学者だ。

考古学とはつまるとこ、歴史と古代言語のエキスパートだ。
人に寄ればさらに地学も極める人もいるだろう。
さらに今穏やかな笑みを浮かべ授業を眺めている彼は、魔導師としても一流。
つまり文系だけでなく理系まで修めている天才だ。

ちくしょう聞いてねえぞ監査なんて!
てか抜き打ちするよーなことじゃねーだろ!

…俺社会科担当、しかも授業内容歴史…orz

うう…背中に刺さる視線が痛い。
胃袋がキリキリ痛み出したよーな気がする。

頼むから早く終わってくれこんな時間…
てゆーかなんで俺がこんな目にあわなきゃいかんのだ?
理不尽にもほどがあるだろ!


1日の体力精神力を全て投入して、なんとか乗り切るが、今日はもう何もしたくない。
今日はこれが最後の授業なのがせめてもの救いか。

週末は寮生も自宅に戻って家族と過ごすことが出来るので、これから家族の時間だろう。
俺は早々にアパートに戻って寝させて貰うが。
そう誓い、心暖まる親子の会話を右から左に受け流して教室を出ようとしたとき、耳に飛び込んで来たのは。

「パパ〜」

ウェイ!?

耳を疑うより先に振り向く!
俺の目に映る光景は、
オッドアイの少女が大先生にじゃれつくようにしがみつくもの。

あれ?
あのこがたしかエースオブエースさんのむすめさん…
うええっっ!?
心で絶叫。

「なのはが校門で待ってるからいこうか」
「うん!」
手を繋いで歩く姿は確かに親子のそれ…

しばしその場に佇んでいたが、はと我に帰って窓を見れば、
校門にはそのエースオブエースさんがいらっしゃいますよ…

何、俺、嵌められたの?
つか結婚してたん?
でオチはただの授業参観?
その場にへたれこむ。
教室にはもう誰も射なくて助かった。

そうだ、病院いこう…



なのはと合流して歩くユーノ。
ヴィヴィオはユーノに抱っこされています。
「そういえばあの先生、なんか後半具合悪そうだったけど大丈夫なのかな?」
ふと思いだして呟くユーノ。

…自分がその原因だとは夢にも思わないでしょう。

「教職って大変だもん。多くの人に見られて緊張してたんじゃないかな」
自分も教職だからか、それを聞いたなのはも少し気になるようです。
「うん、せんせーいつも元気だよ」
その教師を一番よく知る娘の一言を受け、やっぱりねと頷く二人。
「なのはもあんまり無理しちゃだめだよ?」
「ユーノくんもだよ?」
ユーノは器用にヴィヴィオを片手で抱え、もう片手でなのはの手を握りしめます。

そのまま歩く三人は、どこから見ても素敵な家族でした。




あー、前任が病んだ理由が分かったわ。
上がビビるわけだよ。
しかしおっそろっしー一家だな。

ま、仲は良さそうだけどよ。

あー、俺も家族とかほしーなちくしょう!


終わる。


author:まる, category:SS, 02:49
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